中央短大ミュージカル

みんなでゼロから作りあげる舞台
そして今、感動の幕があがる
歌って、踊って。
キラキラ、コロコロ、表情を変える。
人に何かを伝えるために
こんなにも自分の肢体をフル稼働したことがあっただろうか。
その舞台を作るために、何ヶ月も稽古に励む。
舞台をゼロから作っていく。
こんなにも長い時間モノヅクリに汗を流したことがあっただろうか。
割れるような大喝采。
そこには、まぶしい舞台に立つキラキラの学生たちがいた。
みんなでゼロから作りあげる舞台 そして今、感動の幕があがる
第26回(2011年)開催レポート
中央短大ミュージカルとは

ゼロからつくる舞台

新潟中央短期大学で行われるミュージカルの特徴は「すべて学生の手作り」であること。マニュアルなどは存在しない。毎年ゼロから作り始める。もちろん監督も脚本も、それ以前にどんな物語をミュージカルにするかさえ全て学生の手に委ねられる。何年も関わっている教員も自らの経験を語らない。学生の問いかけへのアドバイスに留まる。それは各自の自主性に任せるということが、かけがえのないほど大切だと思うからこその姿勢なのだ。

これは授業の一環である。学生たちは、真剣な「学び」の一つとして手探りでゼロから舞台を作り上げていく。一つひとつ。仲間とともに。

新しい答え

手作りのミュージカルでは、自分たちで「答えを出す」ことが求められる。主役のオーディションもその一つだ。ミュージカルには物語に登場する決められた役がある。そして学生たちは、選考も自分たちですることになる。選ばれる人と、選ぶ人。責任と重圧がのしかかる。希望した役に選ばれる人もいればそうでない人もいる。審査側の学生たちは、オーディションの結果発表までに多大な時間をかけた。

結果発表で審査側の学生たちは、主役に選ばれなかった学生たちに別の適役を考え、そのために脚本にすら手を入れることにした。「仲間全員で作ること」これが彼らの出した答えだった。

足の向き先-信じること-

学生たちは放課後も残り、自主的に練習や作業をする。中には「面倒くさい」「自分がいなくても…」という理由から、参加しないで帰る人もいた。全員が役割を持つミュージカルで、欠席は他人の迷惑となる。しかし、残る学生たちは、帰る学生が自分の意思で参加してくれるのを黙って待っていた。「強制での参加は本物ではない」「いつか自分から残ってくれる」と信じていたからだ。いつの間にか、いつも帰っていた学生の足は放課後の練習をする仲間の元へと向くようになっていた。

クライマックス

本番の幕があがる。準備期間、半年以上。それは決して短いものではない。そしてその集大成を子どもたちや地域の人々など、千人もの観客を前にした大舞台で迎える。

舞台の上に立つものは、自分と仲間たちの努力を背負い、演じる。舞台の裏に回ったものは、せわしなく働きながら彼らを支える。そして、クライマックス。観客の割れんばかりの拍手の中、最高の達成感と、会場全体を包みこむ感動を噛みしめながらフィナーレを迎える。

学生たちは、ミュージカルを通してコミュニケーション能力、自主性、問題を解決する力、表現力を高め、何よりも「やり遂げた」自信に満ちていた。

その成果は保育園で劇をする場面にも現れる。堂々として豊かな表現力は園児の心をしっかりとつかむ…。そう、いつの間にか、「保育に必要な力」も学生たちは身につけていたのである。

「一人ひとりを輝かせる教育」をモットーに、個性を大切にしながら共に創り上げていくミュージカル。新潟中央短期大学のミュージカルは全学生が主役です。

また、地域の子どもたちとの共演も魅力の一つです。練習場面では学生たちに「保育者としての心」を喚起させてくれます。このような経験ができるミュージカルの舞台があなたを待っています。

History
1986年 第01回 窓ぎわのトットちゃん 2002年 第17回 オズの魔法使い
1987年 第02回 しらゆきひめ 2003年 第18回 不思議の国のアリス
1988年 第03回 マッチ売りの少女 2004年 第19回 ヘンゼルとグレーテルとゆかいな仲間たち
1989年 第04回 ぼくはスサノオ 2005年 第20回 私の大切なもの〜マツユキソウの奇跡〜
1990年 第05回 さるの王様 2006年 第21回 ピーターパン〜仲間がくれた勇気〜
1991年 第06回 おしいれの冒険 2007年 第22回 オズの魔法使い
1992年 第07回 ミツバチマーヤの冒険 2008年 第23回 不思議の国のアリス
1993年 第08回 オズの魔法使い 2009年 第24回 ヘンゼルとグレーテル〜大切な絆〜
1994年 第09回 ピーターパン 2010年 第25回 ぼくはスサノオ
1995年 第10回 ぼくはスサノオ 2011年 第26回 ピーターパン
1996年 第11回 不思議の国のアリス 2012年 第27回 オズの魔法使い
1997年 第12回 くるみわり人形 2013年 第28回 ふしぎの国のアリス
1998年 第13回 新ドン・キホーテ 2014年 第29回 ピーターパン
1999年 第14回 おしいれの冒険 2015年 第30回 私の大切なもの~マツユキ草の奇跡~
2000年 第15回 ピーターパン 2016年 第31回 白雪姫
2001年 第16回 ぼくはスサノオ 2017年 第32回 不思議の国のアリス